国税庁は同庁HPの2023年分確定申告特集において、「マイナポータル連携で 自動入力!」及び「確定申告期のよくあるお問合せ」等を公表しました。
マイナポータル連携による申告書の自動入力対象に給与所得の源泉徴収票等が追加されることに加えて、消費税の申告について、インボイス制度の2割特例を適用するケース等に対応する、とのことです。
2023年10月のインボイス制度の開始以降で初めてとなる個人事業者の消費税の確定申告では、簡易課税制度や消費税額を売上税額の2割に軽減する「2割特例」に係る申告書の作成に当たり、確定申告書等作成コーナーを利用した場合は売上(収入)金額等を入力するだけで消費税額等が自動計算されるようになりました。また、2023年分の確定申告からは、マイナポータル経由で控除証明書等のデータを一括取得して申告書の該当項目へ自動入力するマイナポータル連携の対象に、給与所得の源泉徴収票、国民年金基金掛金、iDeCoや小規模企業共済掛金が含まれるようになります。
インボイス初年度の~、というニュースが増えている昨今ですが、インボイスは「消費税」の申告に関する制度なんですね。その前(同時?)に個人事業主・フリーランスの方には「所得税」というイベントもあるので、インボイス制度を機に課税事業者(適格請求書発行事業者)になった人は2種類の税金を申告することになります。
したがって、世の税理士さんたちも業務量2倍!とまではいかないかもしれませんが、それなりに増えることは容易に想像できちゃいますね。
まさに、日本中の税理士さんが臨戦態勢になっているのが、この申告期間というやつです。それ以外はどうなんですかね?なあんて、インボイス・消費税・所得税の申告代行サービス専門家集団のたんぽぽは思ったりしてます。あ、臨戦態勢です、もちろん。