ふるさと納税の控除額に上限

関係ある人には影響があるでしょう、の話題です

いわゆる「ふるさと納税」は、応援したい⾃治体に寄付すると、寄付額から2,000円を除いた額が、年収などに応じて住⺠税と所得税から差し引かれる仕組みになっています。

また、寄付先の⾃治体から寄付額の最⼤３割の返礼品がもらえるため、少額の負担で大きな見返りを得られることが人気となっています。テレビCMでもたくさん宣伝しているので、だれしも見たことや聞いたことがあると思います。

今回の改正では下記のように変更される見込みです

（納税者）

・年収1億円以上の⾼所得者を対象に、住⺠税の控除額に193万円の上限を設定

・独⾝または夫婦共働きの場合で、所得税分を含め438万円程度を控除対象とする

・2027年の寄付分から適⽤

（自治体）

・現在は寄付額の５割となっている募集経費を2029年までに４割に引き下げ

・仲介サイトの⼿数料などを抑えることで寄付額に占める⾃治体財源の割合を増やす

・返礼品などの基準に違反した⾃治体は、対象団体としての指定取り消し期間を現⾏の⼀律2年から3年以内に変更、5年前の事案まで処分の対象にする

もともとは⾼所得者ほど控除額が⼤きく、⾼額な返礼品を受け取れるため、高所得者優遇政策として批判が出ていたものですが、違反する自治体と国のバトルも発生していたので、両方を成敗したような着地となっていますね。

年末年始で税務対応を忘れちゃいそうな人たちへ

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